今週の1冊「140字の戦争 SNSが戦場を変えた」/図書館 お知らせ・近況 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

今週の1冊「140字の戦争 SNSが戦場を変えた」/図書館 お知らせ・近況 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

図書館 お知らせ・近況

今週の1冊「140字の戦争 SNSが戦場を変えた」

2022年5月16日

2022年5月16日(月)

『140字の戦争 SNSが戦場を変えた』
  デイヴィッド・パトリカラコス著 早川書房
 この本では、SNSによって劇的に様変わりした新しい戦争の姿が書かれています。「2014年のウクライナ内戦において、ロシアがSNS上でどのように情報工作をしたのか」「イスラエルのガザ侵攻において、パレスチナ人少女がツイッターを使いこなし、イスラエルに対する国際的な非難を巻き起こした事例」…相手の情報を奪い取る戦いだけではなく、いかに自分たちに有利な印象を信じ込ませることができるかという情報戦が重要になったと伝えています。
解説で、フリージャーナリストの安田順平氏(シリアでの3年4ヵ月にわたる拘束を経て、2018年10月に帰国したジャーナリスト)はSNSでニュースを受け取る若者に「いまの彼らが受け取っているのは、自分の意見の正しさを確認してくれる好ましい情報源のニュースばかりだ。そしてどちらの側にも同類性が生まれ、偏見が強まり、憎悪が増幅する。それが分断を呼び、戦争の危機が高まる」と警鐘を鳴らしています。

 

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