今週の1冊「まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう」/図書館 お知らせ・近況 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

今週の1冊「まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう」/図書館 お知らせ・近況 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

図書館 お知らせ・近況

今週の1冊「まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう」

2023年6月5日

2023年6月5
『まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう』オードリー・タン(語り)近藤弥生子(執筆)SB新書 
オードリー・タンさんは、台湾のデジタル担当政務委員。コロナ禍の台湾で、マスクが全国民に公平にいきわたるよう、プログラムを開発し利用につなげたことでも有名です。この例一つをとってもわかるように、人の生活をより豊かに、よいものにするためには、何が必要か、デジタルでは何ができるかを、オードリーさんは日々考え、実行し続けています。その背景にある彼女の考え方が詳細にわかるのがこの本です。
デジタル化、というとテクノロジー、効率化などのワードが思い浮かぶかもしれませんが、オードリーさんがとても大切にしているのが「対話」です。週に1回は自分のオフィスを開放し、小学生、老人、誰もが自由に彼女に会い、話すことができます。そうしたオープンマインドはネット上でも大事にし、複数の人で協力して一つのプログラムを作り上げていく、ということを実現しています。激務のはずなのに、どうしてそんな時間がとれるの?!と思いますが、仕事の効率化についてのノウハウも書かれているので必読です。
この本を読むと、デジタルであれ、アナログであれ、その利用の目的が明確であること、そして主体は人間であることを忘れてはいけないのだな、ということがよくわかります。

 

 図書館・資料室のご利用 についてはこちら

カテゴリー

月別アーカイブ