数学教育協議会発行『数学教室』2005年10月号(No.647)の実践記録に、男子部で数学を教えている高田 貴先生の”数学の根っこを探る 「定義する」とはどういうことかに挑戦した実践記録”が掲載された。

『数学教室』2005年10月号(No.647)
これは、学業報告会で高等科1年生が数学「複雑さをめぐって」を取り上げた際の授業記録である。多くの数学の教科書でさらりと定義される用語や記号について、その意味や考え方、特に何故それがうまれたかの過程を、実験と体験に基づき踏まえさせ、その便利さと面白さに気付かせるものである。公式の暗記や問題を解く技術ではない、数学の本質を扱う、人生を豊かにする思考を育む試みである。
(学部教師 遠藤敏喜)