10月31日(水)「自由学園生活学校開学70周年 卒業生の集い」明日館にて開催/近況 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

10月31日(水)「自由学園生活学校開学70周年 卒業生の集い」明日館にて開催/近況 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

近況

10月31日(水)「自由学園生活学校開学70周年 卒業生の集い」明日館にて開催

2018年10月31日

2018年10月31日(水)、自由学園生活学校開学70周年記念の卒業生の集いが、明日館を会場に開催されました。
ステージ左側の大谷石の柱には、生活学校の生徒が制作した「思想しつつ 生活しつつ 祈りつつ」のタペストリーが掲げられています。
出席者は約240名。卒業生208名、生活学校指導者7名をはじめ、婦人之友社、全国友の会、自由学園および自由学園に連なる明日館、生活工芸研究所、食事グループ、自由学園協力会の代表者が参加し、明日館講堂は満員となりました。


  • 高橋学園長の話

  • 渡辺晋哉明日館副館長の話

  • 1回生矢部秀子さんのお話

  • 開学当初からの指導者、滋賀久美子さん(女子部19回生)

  • 男子部・女子部生徒によるコーラス

  • 村山順吉理事長からのお話

卒業生の集いは、高橋和也学園長による礼拝で会が始まりました。その後、生活学校の開学当初やその後の様子、また現在の自由学園について学園長からお話しました。
次に、渡辺晋哉明日館副館長より、現在重要文化財として明日館が様々な形で多くの方にご利用いただいている様子をお知らせすると共に、重要文化財として認められ、修復工事を実現できたのは、生活学校の方々が痛み始めていた明日館校舎を大事に使用し、清掃をしてくださったことが大きく貢献していることをお礼の気持ちを込めてお話しました。
その後、卒業生代表として3名の方、また指導者の代表として、生活学校創設当初からの指導者で、現在97歳の滋賀久美子さん他2名が、当時のことを思い返し、また今思うことなどをお話してくださいました。
次に開学70周年のお祝いの気持ちを込めて、自由学園男子部、女子部の代表の生徒37名がコーラスを披露し、大きな拍手を頂戴しました。
最後に村山順吉理事長がご挨拶し、全員で「野の花の姿」を歌い、記念撮影をして集いを終了しました。

会終了後は、明日館ホール、食堂、教室など、5か所に分かれてお茶の会が開かれました。
皆様久しぶりに会われたクラスの方々と楽しそうに過ごされ、たいへん和やかなひとときとなりました。

会のプログラムは下記をご覧ください。
プログラム中面
プログラム外面
自由学園生活学校は、1948年に羽仁もと子・吉一の下、明日館で開校した高校を卒業した女子を対象とした学校です。1973年に閉じられましたが、その間25回生まで1,218人の方が卒業しました。
衣食住、工芸など、生活につながる学びを中心とした学校で、全国各地から生徒が集まっていました。開学当初は1年制でしたが、その後2年制となりました。自由学園体操会にも参加したことがあります。指導には羽仁両先生を始め、学園の教師や女子部卒業生が当たりました。
卒業後は皆さま生活学校での学びを胸に、それぞれ家庭、また社会の中で活躍されておられます。羽仁先生の思想に連なる婦人之友社、全国友の会、自由学園関連の部署で力を出してこられた方も多く、自由学園にお子さん、お孫さんが入学された方々もおられます。

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