2024年11月23日(土)に、100周年募金委員会主催、自由学園協力会の協力で、自由学園南沢キャンパス全体を使ったイベントが開催されました。秋晴れの空の下在校生や保護者の方、卒業生、近所にお住まいの方、受験希望者など、たくさんの人が足を運んでくださいました。
当日開催されたいくつかのブースの様子をご紹介いたします!
JIYU1123「自由学園アートの手紙展」
自由学園記念講堂音楽室にて「自由学園アートの手紙展」が開催されました。本展では、卒業生や関係者が約10㎝のキューブに自由学園での学びや生活をテーマに表現した作品を展示。全国5カ所を巡回した作品が集結し、来場者から「個性と学びの深さが感じられる」と、高い満足度の声が寄せられました。またキャンパスに来校した方からは「紅葉と展示が調和して素晴らしい」との声もありました。
次回は2025年2月22日(土)の保護者会に合わせた展示や、5月頃の明日館での開催を予定しております。関係者以外の方も楽しんでいただける展示になっておりますので、自由学園の魅力が詰まったアート展を、一人でも多くの人に見ていただけますと幸いです。
【中等部・高等部】黎花祭
中等部・高等部エリアでは、共学化して初めての文化祭を開催。共学化前の、女子部「野の花祭」と男子部「黎明祭」の頭文字を組み合わせ、これまでの歴史も大切に繋いでいきたい生徒たちの想いも込められています。
自由学園では、学校行事の運営も全て生徒が主体的に行っております。文化祭の運営メンバーを中心に会議を重ね、文化祭の企画や運営から広報活動にいたるまで、生徒たち自身が行ってまいりました。集客目標を定め、チラシやポスター配り、SNSの投稿作成など、自由学園を知らない人にもご来場いただけるよう、運営メンバーと広報担当が連携して取り組みました。
その甲斐もあり、目標を大きく上回る、2000名以上の申し込みがあり、保護者、卒業生、近隣に住まわれている方、受験希望者など、たくさんの方に足を運んでいただくことができました。
当日のブースでは、環境に配慮してリユースカップを使用したり、普段の学校の食事でも提示している費用と栄養を、レシートに見立ててお渡しするなど、日常の学びを生かした工夫があり、自由学園らしい文化祭でした。
【初等部】キャンプシップアカデミー主催『FALL FESTIVAL』
初等部エリアでは、キャンプシップアカデミーさん主催のFALL FESTIVALが初等部で開催されました。芝生の校庭を存分に活用し、楽しい体験型の催し物と展示が行われました。各催しは50組限定の事前申し込み制でしたが、いずれも大人気で申し込みは早々に満員となりました。一部催しは当日受付もあり、多くの方にお越しいただきました。皆様に秋のひとときを楽しんでいただけるイベントとなりました。
【アフタースクール】オリジナルアイスキャンディー販売
アフタースクールに通う児童たちが、SLOW GELATOさんのご協力のもと、3種類のオリジナルアイスキャンディーを考案し、販売しました。この日に向けて児童たちはグループに分かれ、アイデアを出し合い、選考を経て以下の3つのユニークなフレーバーが誕生しました。
・落葉アイスキャンディー
・紅葉アイスキャンディー
・青空と芝生のアイスキャンディー
各フレーバーは限定100本ずつ、時間を分けて販売されましたが、いずれも即完売するほどの大盛況となりました。児童たちはのぼりや看板を作成、普段は牛乳瓶を運ぶ台車を屋台に見立てて使用するなど、創意工夫が光る場面もありました。また、このアイスキャンディーの袋詰め作業には、授業でアフタースクールに関わる高校生たちも参加し、皆でこのイベントを作り上げました。
SLOW GELATOさんとの共同プロジェクトを通じ、児童たちはものづくりの楽しさやチームで取り組む大切さを学ぶ貴重な体験を得ました。
【アフタースクール】オリジナルアイスキャンディー販売
幼稚園では季節にちなんだイベントを開催。心地よい天候の中、幼稚園ホールにてオーナメントつくりが行われました。素材はすべて学園キャンパスにあるものを使っており、木の枝や松ぼっくりに毛糸をくるくると巻きつけ色とりどりのオーナメントが作られていました。1123イベントに参加していた子どもたちが飛び込みで参加していたり、生活団を卒業した初等部生やご年配の方まで幅広い年代の方々に来園していただける機会となりました。
オーナメントに必要な木の枝や松ぼっくりは在園児がキャンパス内で拾ってきており、当日は正門や室内に在園児が作った可愛らしいオーナメントも飾られていました。
幼稚園を知っていただくよい機会となった本イベントは、学園で大切にしている「本物に触れる」「親子で一緒に共有体験をする」が体感できた温かい時間となりました。
上記以外にも、多数のイベント、ワークショップ、販売などが行われ、来場者は4,000名を超えました。自由学園らしさの詰まった一日でしたが、今後も多くの人に足を運んでいただける、様々なイベントを開催していきたいと思います。