11月20日の水曜日から一週間、西武池袋線東久留米駅構内の“東久留米市民ギャラリー”に『キワニスドール』と『平和の鳩プロジェクト』が展示されました。どちらも自由学園リビングアカデミーの有志の作品です。
『キワニスドールを作る会』が取り組むのは、小児医療の現場で使われる真っ白い人形です。目も鼻も口も無いのが原型。この白い人形たちは小児医療現場に配られます。そのドールを使って医師が、その後行われる医療を優しく説明する時に使われる場合があったり、また家族と離れた病児の友達となり、つらい入院生活に寄り添ったりします。実に様々な仕事をこのドールはこなします。真っ白なドールに病児が思い思いのお化粧を施す事もあります。それはお母さんの顔だったり、兄弟だったり、もしかしたら元気になった時の自分の姿かもしれません。小児病棟の患児に少しでも寄り添いたい、そんな気持ちでLA学生の有志が祈りを込めて作ります。
『平和の鳩プロジェクト』は、天災、戦争・紛争などの災いが少しでも無くなり、本来与えられるはずの平和で穏やかな生活が送れるように、約150羽の鳩に祈りを書いた羽根を付けて飛ばしました。願いは11月16日に開催された、リビングアカデミー祭でLA生、来場者によって書かれたものです。青い空に向かってたくさんの鳩が、多くの人の願いを運ぶように、ウォールアートで表現しました。私達の祈りが空高く届きますように。
LA 4期生 内田俊子・6期生 花澤 永

学園新聞第748号掲載















