今年度のクラスは、女性7人、男性2人の計9人。前年度からの受講生は7人で、中には4年目の人もいる。1年目の人は、1回目に作業台、2回目にはお箸、そして3回目はバターナイフを作る。
2年目以降の受講生は、自分の希望するものを作る。小皿、トレー、スプーンなど様々だが、どれも四角の木材からクラフトナイフ、ノミ、彫刻刀、時には電動いとのこ(のこぎりの一種)などを使い形にしていく。
おしゃべりしながらのカトラリー作りは楽しく、あっという間にお昼の時間である。最高学部の食堂で学部生と一緒に頂く。かなりのボリュームだが、ほとんどの人が完食である。午後も先生のアドバイスを受けながら作業を続ける。そして3時になるとお待ちかねの“おやつタイム”。「自分で作ったカトラリーを使う」ことが目的で、今回は各自製作したバターナイフを使い、手作りのルバーブジャムとクルミペーストをパンに付けて頂いた。(土屋雅子)