午前9時、東京都東久留米市にある自由学園から総勢12名(事務局スタッフ2名)を乗せたバスが発車した。目指すは埼玉県鶴ヶ島市にある小谷野家所有の栗林だ。所沢ICから関越道に乗り10時40分頃、到着。
広い栗林の地面には沢山の栗が落ちている。配られたトングでイガを割り、栗を取り出す。イガなしの栗は虫が食っているだろうと思いきや、きれいな栗もある。
難しいのは、虫が食った栗を見分けることだ。針の孔程度の孔を見つけて取り除く。しかし、数を稼ごうと思えば気にせず拾い、後から選別すればいい。
皆、真剣に栗を拾い袋に詰める。ある者は7kgを目標に拾った。あいにく1時間余りで、雨が降り出したため終了。各参加者の成果は1,5kgから5kgとマチマチだ。優勝は志賀さん!
ある学生は顔と腕を虫に刺されまくり!虫よけと刺された後の軟膏は必需品だ。
小谷野さんのお宅で昼食・歓談後、広大な山林を後にJA直売所に寄り買い物をし、重たい栗の収穫を抱えて皆さん満足そうに家路についた。
事務局から配布された「栗の茹で方」の説明は参考になった。
小谷野勝巳さんは拓殖大学教授、日本法哲学会監事・理事を歴任された方だが、そんなことはおくびにも出さず、穏やかな物腰で奥様と共にもてなしてくださった。(納富信夫・4期生)