10月5日(土)「みんなの日」(午前)教養講座『酵母・薬膳・漢方』/「みんなの日」の様子 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

10月5日(土)「みんなの日」(午前)教養講座『酵母・薬膳・漢方』/「みんなの日」の様子 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

「みんなの日」の様子

10月5日(土)「みんなの日」(午前)教養講座『酵母・薬膳・漢方』

2019年10月21日

講師は健やか料理研究家の植木もも子氏。

「毎日の食事が健康を作り、人生をつくる」をモットーに活動。「私達の身体も心も毎日の食事からできています。美味しく賢く食べることは楽しい人生につながります。毎日お食事に少し意識をもつことで、心身の健康を維持しましょう」

植木氏の登壇は三回目、国際中医師・国際中医薬膳管理師でもある植木氏の講義は、毎年好評を博しており、熱心にメモをとるLA生多数。

今回は、「薬膳とは天と地の気の入った食材を食することにより体を整え、季節にかなった五味・五性の組み合わせで調理した料理」と定義し、なるべく加工し過ぎた物などをとらず、五臓に負担がかからない滋養する物をいただきましょうと話された。私たちの体や健康は、何を食べてきたかの結果であると指摘する。また、5歳までに腸内細菌のバランスは決まってしまうとも。

LA生からは、「えー、もう遅いのか~」と苦笑いが起こったが、講師が、「腸内細菌を整えることが大切であり、日本人がよく食べる納豆、味噌などの身近な発酵食品をとることで改善しますよ」と言われてホッと安堵の様子だった。

加えて、食材の性質をよく理解すれば、旬な食材をいただく意味が分かるとして、五行学説の説明を改めて解説してくださった。また、緑黄色野菜、淡色野菜、ナッツ、ベリー、大豆、オリーブオイル、赤ワインなどが認知症予防の食事になるとも。

食欲の秋、日常の食事を見直す良い機会となった。   (齊藤すわみ)

 

「忘れられない人々」田中延枝さん

「東高がんばっていきましょい、もう一つがんばっていきましょい」3期生田中延枝さんの大きな声が講堂内に響き渡る。

 田中さんの母校は、藩校の流れを汲み、旧制松山中学以来の伝統を持つ愛媛県内最古の松山東高等学校。当校では気合入れの際に「がんばっていきましょい」と掛け声を出すのが慣例であり、入学式に在校生から掛けられたときは、「胸躍る思いであった」と語る。

 小学校卒業時、「ノブちゃんはええもんを持っとるんじゃけん、ちゃんと意見を言うとええ」と送り出してくれた、担任教諭のハナ先生。宮沢賢治の詩の一節を覚えるまでに教え授けてくれた国語の村上先生。石鎚山縦走を成し遂げるサポートをしてくれた井上先生。

 中学卒業時に3年生全員で「ハレルヤ」を合唱させてくれた音楽のハニワ先生。そして、素晴らしい高校生活を送らせてくれた松山東高校の先生方と、2年生のときの担任教諭の高橋先生。3年生の夏休みには運動会の準備に泊まり込みの作業などで費やした日々。

 「この運動会の思い出を共有できた仲間たちは今も私の宝です」と語り、田中さんの忘れられない人は幾人にも及んだ。(和田美恵子)

 

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