11月3日「みんなの日」-「LA祭」の1日/「みんなの日」の様子 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

11月3日「みんなの日」-「LA祭」の1日/「みんなの日」の様子 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

「みんなの日」の様子

11月3日「みんなの日」-「LA祭」の1日

2019年11月11日

[開会式]

11月3日、昨年に引き続き2回目となるLA祭が開催された。9時半、自由学園記念講堂で開会式。ステージ上にはアート&クラフト部制作の160本のカラーの花が華やかに飾られた。

LAリーダー中村先生より「LA祭は活動報告の場であるが、大切なのは学生同士の交流。今日一日お互いの顔を知ろう!友をつくろう!」と呼びかけがあった。

協力委員会鈴木委員長のプログラム説明に続き、コーラスクラスの発表があり、LA祭がスタートした。

(小林伸江)

[展示とパフォーマンス]

開会式の後は、自由学園最高学部棟に場所を移動した。1階食堂正面のスクリーンには、学生が撮影した花や鳥などの写真が5秒間隔で連続して写されている。また椅子が置かれミニステージもある。
受付では13時開催の「ビンゴゲーム」のカードを販売。

1階会場には選択クラスと自由活動のパネルや展示物が所狭しと並べられ、スライドではイベントのタイムスケジュールを知らせている。

食関連のクラス、イタリアンやお菓子、自然酵母からは試食と販売、さらに学生による「パフォーマンス」「ビンゴゲーム」など目白押し。

2階のバザー「もったいない市」では、九谷焼や有田焼など日本の陶磁器や、花器、服飾、革製品のバッグ、アクセサリーなど数多く、2会場に分かれての販売となり盛況である。閉店間際はチャンス、ビンゴゲームの参加賞「半額券」でお得に買い物ができる。主催者側は売れ残り品を少なくするため、掘り出し物を紹介してくれる。ウェッジウッドのカップ&ソーサーが50円!LAのバザーが人気なゆえんである。

木工ろくろのワークショップが始まった。学生仲間の本庄さんが機械の前で迎えている。恥ずかしがっている子どもには手を添えて一緒に削る。
「お母さん、見て!僕こんなにきれいに削れたよ!」と目が輝いていた。

本日の外来者は45人を超した。うちおよそ半分はLA学生の知り合い。残る半分はホームページを見てこられた方々だった。中にはLAを休学中の仲間の姿も見える。
スタッフ・学生ともども大いに楽しんだLA祭であった。
(納富信夫・和田美恵子)

「お菓子」「イタリアン」「自然酵母」試食と販売

LAの選択クラスのうち、「お菓子」「イタリアン」「自然酵母」のメンバーからなる「食する」グループが今年LA祭で協力して、試食と販売のブースを設けた。

「美味しそう!何時から買えるの?」。ブース前には外来者が列をなす。

自由学園最高学部棟の食堂の厨房では、「お菓子クラス」の岩下先生がすでに準備を始めている。作業台には、わらび粉と黒糖。今年も昨年好評だった「くろがね」を販売するためだ。

グループは、朝8時半に集合、9時には、お菓子クラス受講生の2人とイタリアンクラスからお手伝いの1人が加わる。

火にかけた大鍋にはわらび粉と黒砂糖。ねっとりと重みがあり、3人で交互に鍋底を焦がさないよう、丁寧に一生懸命練る。

グツグツボコボコ煮立つ鍋をヘラで混ぜる姿が「鬼ヶ島の鬼みたい」と笑う人も。

 

開会式を終えた10時からは別の有志2人が加わり、お菓子クラスのメンバーは5人。

同じ頃、イタリアンクラスの近藤先生とスタッフの七森さん、受講生2人が厨房に集まる。

くろがね作りをしている4人のうち2人はイタリアンの受講生でもあり、掛け持ちで立ち働いている。

イタリアンクラスは、大鍋2つ分のキャロットスープを販売。クルトン作りは近藤先生、スープ作りは6人で調理した。

11時になると、自然酵母の先生と受講生が集まり、肉じゃがの用意が始まる。前日までに調理済みなので温めてカップに盛る。

全受講生9人で調理した肉じゃがは、リンゴの酵母入り。滋味の一言に尽きる。

 

当日携わった受講生は、「調理と販売を通して、学生同士の交流が深まった」「充実した時を分かち合えた」「美味しいと言ってもらえて嬉しかった」と語り合う。

ブースに出したものは、すっかり完売。「食する」グループの実力を十分に反映する結果となった。 (和田美恵子)

[打上げ]

LA祭終了後、有志による「打ち上げ会」が、ひばりヶ丘駅近くのレストラン「サイゼリヤ」で開かれた。

参加人数は50名で、協力委員会の守谷保夫さんの挨拶に続き、鈴木委員長が乾杯の音頭をとり、まずは冷たいビールやソフトドリンクで喉を潤す。

自由学園最高学部棟のイベント会場では、学生が中心となってそれぞれがそれぞれの役割を果たし、大いに盛り上ったLA祭。その余韻に浸りながら、各テーブルではお互いの顔と名前がまだ十分にはわからない4期生も加わり、賑やかに話が弾んだ。

新たなドリンクが来ると「おつかれー!」と、また乾杯。 朝早くからの疲れも忘れ、参加者の心がひとつになった会となる。

話が尽きないまま、4期生小西晶雄さんの一本締めでお開きに。名残惜しいなか、LA祭の全てが終わった。

(夏目章子)

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