1月25日-みんなの日(午後 )/「みんなの日」の様子 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

1月25日-みんなの日(午後 )/「みんなの日」の様子 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

「みんなの日」の様子

1月25日-みんなの日(午後 )

2020年2月1日

午後の部は、来年度入学を検討中の方達をお招きしての「リビング・アカデミー説明会」。初等部食堂にスクリーンが用意され、壁際には選択クラスの紹介パネルが並んだ。前方に約30人のお客様が座る。後方に座る在校生は「入学の頃を思い出すわね」と感慨深げである。

まず、事務局の中村リーダーからリビング・アカデミーの概要についての説明があり、続いて選択クラス28のうち13クラスが、持ち時間5分で工夫を凝らした報告をした。

○染色クラスの黒田講師は、染色との出会いのエピソードと「受講生には染め上がりの感動を味わってほしい」と語り、受講生は草木染め作品を披露した。○「糸選びで全く違う作品になる」「手も口も動かす楽しいクラスです」に笑いが起こったスウェーデン刺繍クラス。○暖かそうな作品を身につけたノールビンドニングクラス受講生は、針一本と指だけの編み物を実演した。○木工カトラリーを手に登壇した受講生は「箸作りから始まり、今やノミとトンカチを駆使して大物に挑戦しています」。スクリーンに作品が映し出されると驚きの声が上がった。○木工ろくろクラスは、学園内の倒木や廃材から削り出された器を手にした受講生が報告。「やり直しの利かない素材と向き合うのは面白い!」○木工クラスの道具を触るのも初めてだった受講生は、完成させたサイドテーブルの写真の前で「自画自賛したくなる」と誇らしい様子。○羊皮紙クラスは、受講生3人が各自のテンペラ画作品を掲げ、金箔を扱う技法に苦労したこと、仕上がった喜びなどを語った。

○野草クラスは、キャンパスに咲く可憐な花の写真をスクリーンに次々と映し出し「観察スケッチすることで、今まで見ていなかったものが見えてくる」と嬉しそうに微笑む。○樹木クラスは、3万坪のキャンパスにある4千本の木から自分の木を決めて樹拓を採る1年目、目的の違う4つの森を訪ねる2年目を受講生が報告。辻村講師が「共に学問の深みに入ろう!」と呼びかけた。○野鳥クラスは、観察した鳥の写真を時間いっぱい次々に掲げ、「身近な場所でも観察できる」。○居ながら世界の美術館巡りクラスは、博識の谷岡講師を「髪の毛の先まで美術で出来ている先生」と受講生が表現。規定の受講日では足りず追加講座を設けた。○イタリアンクラスは、強面の男性受講生が近藤講師への尊敬の念と料理への想いを吐露。本格的な料理の写真に「美味しそう!」の声。○自然酵母クラスは、受講生が酵母のおこし方をわかり易く説明し、発酵させたビンを開封する際の音を聴かるパフォーマンス。会場全員が耳を澄ませた。

この説明会は外部からのお客様だけでなく、在校生にとってもクラスの勉強を知る大変良い機会となった。(小林伸江)

 

カテゴリー

月別アーカイブ