LAはたらき隊-キワニスドールを作る会/「はたらき隊」の様子 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

LAはたらき隊-キワニスドールを作る会/「はたらき隊」の様子 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

「はたらき隊」の様子

LAはたらき隊-キワニスドールを作る会

2023年2月15日

キワニスドールを作る会は、キワニスクラブという子ども支援に取り組んでいる社会奉仕団体から提供される布と綿を使ってキワニスドールを作り、病院に寄贈し病気の子供たちに役に立ててもらうボランティア活動をするグループです。

このキワニスドールを作る会は2022年秋に発足した新しい会です。現在25名のメンバーが集まり、毎月1回第2金曜日に生活創作館でキワニスドール作りをしています。キワニスドールは身長40cm、体重50gの目も鼻も口もない真っ白なドールです。

このキワニスドールは重い病気で長期入院している小さい子供たちに、医師や看護師が病気や治療の説明をする時等にも使うことがあります。キワニスドールを使って説明する事により子供たちは安心します。

また、真っ白なキワニスドールに子供たちが一人一人自分だけの人形になるように自分で顔や洋服などを描いて大切にします。そして、お父さん、お母さんなど家族と離れての長期入院の寂しさや不安な気持ちをこのキワニスドールが支えてくれます。

この様なキワニスドール作りには様々な作業があります。

・布にドールの形を写す。

・ドールの形に添ってミシンで縫う。

・縫い代を残してハサミでドールの形に切る。

・裏返して形を整えてアイロンをかける。

・ドールの手、足、口、頭、お腹などに万遍なく綿を入れる。

・綿を入れる入り口を縫う。

25人のメンバーはこの作業の中からそれぞれ自分が出来る事を分担してやっています。

会の発足から半年間にたくさんのキワニスドールを作りました。

先日、キワニスドールを作る会のメンバーが自由学園の中等科の生徒にキワニスドールの縫い方を教えました。また別の日には、中等科、高等科の授業にキワニスドールを作る会のメンバーが参加しました。この授業の中でキワニスドールが医療現場で具体的にどのように使われているかを久保さん(女子部高等科生保護者。実際にキワニスドールを使って子どもの医療に携わっておられる看護師さん)よりお話をお聞きすることができました。

キワニスドールを作る会の活動はこの様にLAの中だけに留まらず、中等科、高等科の生徒の皆さんとの交流も生まれる等徐々に広がってきています。

私達キワニスドールを作る会のメンバーはリタイアして少し時間にゆとりができました。この時間を使って社会に役立ち、病気の子供たちの力になれたらと思って活動しています。

千葉千恵子(3期生)

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