1月20日(土)「みんなの日」/「みんなの日」の様子 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

1月20日(土)「みんなの日」/「みんなの日」の様子 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

「みんなの日」の様子

1月20日(土)「みんなの日」

2024年2月16日

1月20日(土)は、旧緑ヶ丘幼稚園園舎2階ホールで1月の「みんなの日」が行われ、LA生118名(うちZoom参加3名)が参加した。

はじめに、石川リーダーの司会で礼拝が行われ、讃美歌461番「主われを愛す、主は強ければ」を賛美した。  

<「忘れられない人々」1期生・落 芙沙子さん>

「みんなの日」恒例の「忘れられない人々」は、1期生の落芙沙子さんがLAに1期生として入学してからの楽しい出会いの数々についてお話しされた。

私は、LAが8年前にスタートした時に1期生として入学した。小林さん、近藤さんらと一緒に委員をしたり、当時はまだお元気だった市岡さんとご一緒させていただき本当に楽しい時を過ごした。当時は1ヶ月に1回みんなが集まる「みんなの日」の間にも、よく集まって話したり、飲んだり、食べたり、そういうことがいっぱいあって楽しいことがたくさんあった。それに比べると最近のLAはちょっとお行儀がよくなり過ぎていると感じることもある。私はいつ死ぬことになるかわからないが、その日まで、とにかく元気で楽しく過ごしていきたいと思っています。

<教養講座『命が終わる頃に「良かった」と思うための今からの過ごし方』平方 眞医師>要約

今年度7回目の教養講座は、平方眞医師(愛和病院副院長・緩和ケア医)に『命が終わる頃に「良かった」と思うための今からの過ごし方』と題して、お話を伺った。

1.こういう終わり方をしたい/したくない

私たちは、人生の最後を迎えるときには、「仲のよい人たちに囲まれて死にたい」「笑顔でありがとうと言って死にたい」「家族に感謝されながら死にたい」「痛い・苦しい・つらいなどがなく、できればピンピンコロリがいい」と思う。そして、「死ぬまでにやりたいことを済ませなかった」「痛い・苦しい・つらいなどに遭う」「死後に遺産争いが起きる」「銀行口座・不動産の書類など重要事項を伝えていない」という終わり方は避けたいと思う。これら避けたいと思っていることの多くは「今死んだら困る」内容である。

2.人生が終わるまでにすべきこと

今世の中で「終活」と言われていることの中には「しておくべきこと」「やっておきたいこと」などいろいろな要素が詰まっている。まずすべきことを書き出して優先度の高いものから始めるのがよい。どこに自分の財産があるか、またデジタル情報の引継ぎ。断捨離をして余計なものを残さないための片付け。何をすればわからない場合は「エンディングノート」を活用するのもよい。そして大事なことを家族や身近な人に直接伝える「人生会議」も大切である。

3.人生の予定表と現実のずれ 

人生100年時代になった現代では、想像していた「人生の予定表」に近い人生を全うする人がかなり多くなっているが、それでも予定表とは違う人生になる人も決して少なくない。思い描いていた予定表と現実のズレが大きいほど対応には大きな労力が必要になる。予定通りにいかないことも計画に入れて、予定表を上手に書き換えられるような準備も大切である。

4.死ぬ「準備」と「覚悟」は分けて考える 

人はみな起きてほしくないことを考えることを避けたい、気が進まないという傾向がある。そこで実務的にやっておかなければいけない「死ぬ準備」と気持ちの準備である「死ぬ覚悟」を分けて考えることが役に立つ。準備が出来ていないうちに死が迫ってくると、準備も覚悟も同時にしなくてはならなくなり、気持ちばかり焦って、準備も完了しきれないという結果になりがちである。

5.「絶望」「抑うつ」「激しい怒り」を割ける 

人生に「思いがけない残念な展開」が訪れると、動揺して「絶望」「抑うつ」「激しい怒り」に支配される危険性がある。それらを避けるには、そんなことも起きるかもしれないというシミュレーションをしておくこと、苦しい時には弱音を吐いて助けを受け入れ頼ること、アンガーマネージメントを学んでおくことなどが役立つ。

6.人生の先輩から学べること 

①エンディングノートは買うだけでなく、書いておこう。②エンディングノートを書いたらそのことを家族に伝えておこう。③大切なことは死ぬまでに周りの人に伝えておこう。④命の終わりを受け止めよう。そうすると家族が困らないようにという配慮をできるようになる。⑤避けることをしないで死を口に出して話そう。⑥それまで間違ったことをしていても最後にそれをなおすだけで「いい人だった」と思ってくれる。

7.まとめ

どんな人でも人生は一度きりで死を避けることはできない。そして誰でも死ぬときには「これでよかった」と思って最期を迎えたいものだ。そのためには準備が必要である。それでも「完璧な人生」は難しいので、最期に「まあいい人生だった」と思えれば合格点。合格点を目指して準備を始めましょう。

教養講座終了後、LA賛歌を皆で歌った。

<諸報告>

  • 能登半島地震の支援について(最高学部の係の学生から)
  • 初等部椅子の修理について
  • 2月のLA説明会について

LAスタッフ浅野の指示に従って幼児生活団の「温かくなる体操」で体を伸ばし、ほぐす。

<昼食・自己紹介> 

昼食は、手作りのお弁当をいただく。メニューは、ゆかりごはん、豚肉と大根の味噌煮、

金時豆の甘煮、野菜の甘酢づけで、味噌煮にはLAの畑で獲れた大根6.4グラムを使用した。

家族長会から3月の修業式の後に予定されている感謝会へのお誘いの報告があった。

<午後の集い:家族ミーテイング>

午後1時半からは、家族ごとに分かれて今年度最後の家族ミーテイングを行った。かるた大会、トランプ手品、お茶を飲みながら交流を行うほか、外の施設見学にでかけた家族もあり、それぞれ楽しい時を持つことができた。

カテゴリー

月別アーカイブ