12月1日(金)~「野鳥クラス」は伊豆沼に行ってきました/近況 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

12月1日(金)~「野鳥クラス」は伊豆沼に行ってきました/近況 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

近況

12月1日(金)~「野鳥クラス」は伊豆沼に行ってきました

2017年12月5日

伊豆沼は、ラムサール条約に登録されている日本最大級の渡り鳥の越冬地です。内沼・蕪栗沼とその周辺の田んぼを含め、一泊二日の行程で、ガン・カモ類や白鳥の「ねぐら入り」や「飛び立ち」のようすを観察してきました。この地域には毎年、9月中旬頃からガン・カモ類が、10月上旬に白鳥が、合わせて10万羽近く、シベリアから越冬のために飛来します。

水鳥たちは、昼間は刈り取りが終わった田んぼで落ち穂や雑草をついばみ、日が暮れ始めると寝ぐらとなる沼に戻って来ます。そして翌朝、日が昇る頃になると、また周辺の田んぼへと飛び立って行きます。日没後20分位、日の出前20分位がピークです。

360度、見渡す限り広がる田んぼ。果てしなく続く空。そんな風景の中で、夕方になると遠くの山の、あちらの方からも、こちらの方からも、隊列を組んだ鳥たちが続々と沼に集まって来ます。翌朝は、うっすらと雪化粧が残る中、まだ薄暗い沼からいっせいに飛び立ち始め、隊列を組みながらあちこちへ飛んで行きます。私たちの頭の上を、鳴き交わし声を響かせながら、羽ばたきの音を立てながら、何万羽もの水鳥が飛んでいく光景を、五感で感じつつ寒さを忘れ見入ってしまいました。

東北新幹線のくりこま高原駅に集合した後、リビングアカデミー・スタッフの運転するマイクロバスで移動。荷物を持たずに観察現場のすぐ近くまで行けたので、高齢者にも楽な行程でした。2日間の観察で確認した鳥は、ガン・カモ類を中心に40種類あまり。クラスの山口先生は、「ほかの種類にも目を向けると、もっとたくさん見付けられるかもしれない」とおっしゃっていました。毎回、楽しい探鳥会です。

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