「自由学園クラブハウスしののめ寮」が開館。感謝の会に80余名が集う。/近況 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

「自由学園クラブハウスしののめ寮」が開館。感謝の会に80余名が集う。/近況 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

近況

「自由学園クラブハウスしののめ寮」が開館。感謝の会に80余名が集う。

2011年10月1日

 本日2011年10月1日に自由学園創立90周年記念事業の一つである「自由学園クラブハウスしののめ寮」が開館しました。

 開館に際し、「しののめ寮」にて感謝の会が催され、馬場一彦東久留米市長、近隣の学園町自治会長、副会長、また改修工事に携わって頂いた方々をお迎えし、自由学園関係、関連団体の各代表者あわせて約80名が集いました。
 

 会は矢野恭弘学園長の司会による礼拝をもって始められ、旧東天寮の再生改修工事の完了に感謝すると共に、終始新しく生まれた「しののめ寮」への希望と期待とに満ちた会となりました。

矢野恭弘学園長による礼拝

プログラム
1.礼拝      矢野恭弘学園長
2.挨拶      市岡揚一郎理事長
3.工事概要報告  宮井昭隆(学園施設担当)
4.感謝品贈呈
5.祝辞      東久留米市長 馬場一彦殿
6.学生代表    最高学部3年 木村芙未子
7.記念品目録贈呈 父母会代表 各部屋に時計を頂く。
8.挨拶      猪狩誠也寮長
  司会者     平井円寮主任 

市岡揚一郎理事長

 市岡揚一郎理事長は、挨拶の中で「しののめ寮の開館に当たり、3つのことを期待している。1つは自由学園が90年かけて育んできた理念と実践、それはものや事柄や人で表れている。それらを外に向かって発信していき、ここを社会に向かって開く窓としたい。2つ目は、学生や生徒の学びの場となってほしい、実際に社会に触れることによって学ぶことが多々あるに違いないということ。3つ目は、地域の皆様にお出でいただき、イベント、企画などに参加して頂き、自由学園の持っているものと交流して、それが渾然一体となって地域の新しいコミュニティがうまれるとよいということ。そのためには皆さまのご協力なしにはありえない。また「しののめ寮」は、古いものを大事にするという考えのもと、建物も、家具類も再利用し、古いものを手入れして大事にしている。ここを南沢におけるサグラダ・ファミリアと考え、皆さまからのご意見もいただきながら、少しずつよくしていく努力を続けたい。」と話しました。

馬場一彦東久留米市長

 馬場一彦市長は、「自由学園が、しののめ寮開館に際し、地域と一緒にしていこう、地域を重要視していこうと、新しい時代に先駆けてしておられることを心強く思っている。大震災の状況を見るにつけ、地域とのつながり、人とのつながりが見直されるときに、コミュニティの場所をつくり、さらにそこに防火用水の水槽を作るというようなところまで考える例はなかなかない。90年間自由学園は村から町へそして市へという地域の歩みと共にあった。安心、安全で潤いのある地域社会が生まれることを願っている。」と期待を込めて話されました。

学生代表 木村芙未子さん

 学生代表の木村芙未子さんは、準備を最高学部生、生徒が改修工事前の荷物の整理から携わってきたこと、古い家具類を磨いて塗装をしたことや、ロゴマークを考案したことなどを話し、学生代表として今後の活動について抱負を話しました。

 

猪狩誠也寮長

 元学園町自治会長である猪狩誠也寮長は、ご自身が幼児生活団の2回生でもあり、学園町に住んで50年と始められ、「準備期間中に学生たちがよく働き協力する様子に感心した。ここで何をするのかソフト面が重要だ。学生にも考えを出してもらい、また学園や地域の皆さんと一緒にアイディアを出して、ブレインストーミングをしていきたい。種をまいて花が咲くのはもう少し先になるかもしれないが、ソフトの面で楽しいよいものにしたいと考えている。」と話されました。 

お茶の会で歓談

 会終了後は館内見学の後、カフェラウンジにてお茶の会を開きました。
イチジクのケーキ、パンにコーヒー・紅茶がふるまわれ、なごやかな歓談のひとときとなりました。

お茶の席でスピーチをしてくださったのは次の方々です。(司会は遠藤最高学部教師)
阿部同学会委員長、田島協力会長、石川食糧部長、勝本食事研究グループリーダー、小島学園町副会長、男子部30回生鈴木健司氏(記念室にご自身が男子部入学時に製作した雲水机を寄贈してくださった。) 

        

 明日からはいよいよ通常とおりの開館となります。

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