防災まちづくり学校など/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

防災まちづくり学校など/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

安全への取り組み お知らせ・活動報告

防災まちづくり学校など

2018年9月26日

東久留米市文化協会による防災まちづくり学校が今年度も開講されている。今回で16回目になるそうだが、これは東久留米市教育員会による委託事業で、私は平成28年度から講師として声をかけていただき、毎年20名近い受講生を前に、「避難所運営(概要・クロスロード)」というテーマでお話をさせていただいている。

今年は、大阪北部地震や北海道胆振東部地震の他、平成30年7月豪雨(西日本豪雨)や台風21号といった災害も起こり、受講生の方々は、これまで以上に災害が身近にあることを感じながら学ばれているのではないかと推察する。

与えられたテーマの「避難所運営」では、災害が起きた各地域の避難所から報告される問題を中心に、受講生間の対話を軸にしながら、解決の方向性を共有する作業を行っている。例えば、トイレの問題や災害弱者への配慮の問題などは、繰り返し指摘される一方で、スピード感のある改善が進んでいかないテーマでもある。今回もこういった問題を取り上げ、いざという時の心構えにつながることを期待した。

この防災まちづくり学校を卒業生された方々が、地域の自治会や自主防災組織、あるいは行政などを上手くつなぐかたちで、いわば避難所運営の潤滑油として活躍して下さることを心から願っている。

 

8日(土)は、東村山市富士見町二丁目の富士見南防災の方に声をかけてもらい、防災訓練の中でお話をさせていただいた。東村山市では、青葉町と廻田町に続き三つ目の町での講演になる。私は、できるだけその地域に特化したデーターを共有していただきながらお話を組み立てるようにしている。今回も同様に行ったが、地盤や街並み、人口、家屋などに見られる特性を提示する中で、参加された皆さんの雰囲気に”我が事感”が出てきたことが感じられた。お話の最後にも触れたが、今後できることから少しずつ防災への取り組みを進めて行っていただけると有難いと思っている。

この訓練は、”災害食を美味しく食べよう”が大きなテーマでもあった。実は、私も6月に青葉町で同じような取り組みを行った。その時は、知り合いのイタリアンシェフに腕を振るってもらったのだが、富士見町では防災組織のメンバーが調理をされ、それを皆さんで召し上がっておられた。災害用備蓄食糧というお世辞にも美味しいとは言えない食べ物が、ひと工夫することで食べる人を笑顔にできるというのは本当に素晴らしいと感じる時間であった。

10月には摩湖町、そして11月には富士見町五丁目での講演が決まり、12月には東村山警察署と社会福祉協議会による「学生防災ボランティア養成講座」を担当することになった。この富士見町の実践もご紹介しながら、地域防災力向上のために貢献してゆきたい。

危機管理本部 蓑田圭二

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