2020すいせん図書vol.2/図書館 お知らせ・近況 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

2020すいせん図書vol.2/図書館 お知らせ・近況 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

図書館 お知らせ・近況

2020すいせん図書vol.2

2020年6月26日


自由学園図書館からの本の紹介、第2回目です。各地の図書館も、利用できるようになってきました。雨で外に出られない日は、紙の本を手にとってみてください。
写真は新着図書の一部です。

 

また、成田喜一郎先生から読書のアドバイスをいただいています。こちらのアドレスからご覧ください。
https://tokinomahoroba.blogspot.com/2020/04/web-site.html

【2020 すいせん図書 vol.2】

社会科 N先生
「犬から見た人類史」 大石高典・近藤祉秋・池田光穂 編 勉誠出版 2019年
文化人類学に興味がある人や犬と人との関りを調べたい人におすすめですが、ちょっと難しいです。もし高校生で読みこなせる人がいたら頼もしい。犬を通して「人間とは何か」を考えさせてくれる本です。

 

「猫町くんと猫と黒猫」 樒屋京介 作 小学館 2018年
猫町君とは誰なのか。猫と黒猫は飼い猫なのか。気になるタイトルです。瀬戸内海に面したとある街で、高校1年生に起こった青春の一コマ。さらっと読んでください。

 

「こんぴら狗」 今井恭子 作 いぬんこ 画 くもん出版  2017年
「江戸時代、日本にはこんな犬がいた こんな習わしがあった…」
今ほど科学的な知識がなかった江戸時代、人々は神仏にお願いをすることが多くありました。本人がお参りしてお願いできない場合、誰かに代わってお願いしてもらうこともありました。さて、江戸にすむある女の子が病気になって、誰かが遠くの神社に病気が治るようにお願いに行くことになりました。選ばれたのはなんと「飼い犬」!江戸時代の風習がよく描かれています。これをきっかけに江戸時代の風習に興味を持ってもらえると嬉しい。

数学科 S.Y先生
「逆ソクラテス」 伊坂幸太郎著 集英社
(星新一のショートショートを除き)小説は1年に1冊読むか読まない私が、今年読んだ短編集です。伊坂幸太郎の作家20周年を記念する、全編、小学生が主人公の短編集です。さすが小説!という言い回しもたびたび出現しますが、小学生の主人公らしく、読みやすい文体で書かれています。表題作である『逆ソクラテス』は、先入観に支配された先生に小学生が挑む、非常に楽しく読みやすい作品で、おすすめです(キーワードは、「僕はそうは思わない!」)。私も、高校、大学のときの先入観に支配された教職員に挑んだものです。(あ、今もそうなのかもしれません。)

「ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上・下〉」  リチャード・ファインマン著 岩波書店
経路積分やファインマン・ダイアグラムで有名な、ノーベル物理学賞受賞者でもあるリチャード・ファインマン。そんな彼の面白おかしい自伝です。わけわからない変な話、たくさん出てきます!いたずらっ子エピソードがたくさん出てきます!世界を作り上げていくのは、変な人なんだな、といった感想をもってしまう、そんな本です。とってもおすすめ!

「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版」マーシャル・B・ローゼンバーグ著 日本経済新聞出版
”相手を評価したり決めつけたりするのではなく、自分が抱いている感情と自分が必要としていることに耳を傾ける。”(本の裏表紙より)私達人間は、ついつい他者を評価してしまっている存在だったりします。ゆっくり話をする人を「のろまな人だ」と評価したり、授業中に居眠りをしている人を「授業をサボる人だ」と評価したり。でも実は、ゆっくり話をする人は丁寧に伝えたいからゆっくり話していたのかもしれませんし、授業中に居眠りをしている人は、昨晩、家族に急病人が出て看病のため一睡もしなかったのかもしれません。なぜ、私達は他者を評価してしまうのでしょうか。そして、他者を評価せずに良好な関係を築くことはできるのでしょうか。他者と関係性を築くスキルは、誰でも最初から獲得しているわけではありません。練習をし、実践をし、フィードバックしながらまた練習、実践、と続けていくなかで少しずつ獲得していくものです。他者とよりよい関係を築きたい人は、ぜひ手にとってみてください。

広報 K.Tさん   
 『アルケミスト』『星の巡礼』 パウロ・コエーリョ著 角川文庫 他
幾多の試練を乗り越えて先入観を持たない謙虚で柔軟な少年の、「自分の望みを生きる者」という理想の姿を体現する主人公の、夢を追求する純粋な<子ども>の冒険物語。

 

学部生から
『「のび太」という生きかた』  横山泰行著  アスコム
野比のび太は、実はとてつもない成功者だということにあなたは気づいていましたか?この本では、漫画のエピソードから、のび太の成功術を紐解きます。 彼から“現代社会で夢を叶え続ける法則”を教わりましょう。

 

 『永遠を旅する者 ロストオデッセイ 千年の夢』  重松清著  講談社
「ロストオデッセイ」はゲームですが知らなくても面白く読めます。千年を旅した男の見たものとは。現実にあったことが含まれていて、歴史が好きな人にもおすすめです。

 

『一日がしあわせになる朝ごはん』 小田真規子・大野正人著  文響社
朝ツラすぎて早起きできない!気づいたら朝ごはん食べてない!そんなあなたにはこのレシピ本を授けましょう。アイスを焼きたてのベーグルに乗せちゃう!なんて事も許される「朝ごはん」アイディア満載のこの一冊。読んだら自然と朝起きられるのでぜひ

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