中等部・高等部では、“自由学園を世界へ、世界の課題をキャンパスへ”をモットーに、地球市民となるため下記の素地を培います。
- 異なる文化への理解・共生することのできる態度を育てる
- 自らの考えや意見を発信し、行動することのできる態度・能力を身に付ける
- 地球規模の課題解決について国を超えて取り組む姿勢を身につける
具体的には下記の取り組みをしています。
1. 言語による多文化理解:
- 中等部: 英語
- 高等部: 英語コミュニケーションⅠ, 英語コミュニケーションⅡ, 英語コミュニケーションⅢ, 論理表現
2024年度から、高等科生は選択で「デンマークの言語と文化」・「ネパールの言語と文化」を履修することができます。
その他2023年実施した主なもの
「言葉のせかい」
中等科2年生~高等科3年生の男女有志生徒12名が参加し、6カ国語による自由発表と共通発表を実施しました。
- 自由発表:詩や好きな言葉、絵本の朗読を行った。
- 共通発表:6カ国語でJohn LennonのImagineの歌詞の朗読を行った。
- 発表言語:日本語、韓国・朝鮮語、中国語、ドイツ語、フランス語、英語


「CAJとの交流」
自由学園と同じ東久留米市内にあるインターナショナル・スクール(Christian Academy in Japan)との交流を通し、身近なところから異文化交流・多文化理解を深めます。英語も混じえて、異なる学校文化への理解と活動を通し文化の違いを楽しむ姿が両校の生徒にありました。Neighbor(隣人)として両校の交流を深めていければと思います


2.歴史・文化への理解
社会科・共生学・探究などを通し他国の歴史や、文化について学びを深めています。
また、カンボジア研修、デンマーク研修では、それぞれの国の歴史を学ぶ機会を得ています。



3.体験型国際理解
交換交流を実施しているフィンランド、アメリカの学校への短期留学、デンマークの学校との交流などを体験します。
自由学園から交流校へ
- フィンランド短期留学(Alajärvi, Vimpeli)
- アメリカ短期留学(The Masters School, Bronx Collaborative High School いずれもニューヨーク)
- デンマーク研修(Allerød Gymnasium)
現地校の授業に参加し、ホームステイと授業を通して同年齢の生徒と交流をします。2024年からイギリスにあるCheltenham Ladies’ Collegeへの短期留学も実施します。


交流校から自由学園への受け入れ
フィンランド、アメリカ、デンマークから来校する生徒たちとクラス全体で交流し、互いの文化を紹介し合います。
フィンランドとアメリカからの留学生は、在校生宅でホームステイを体験します。家族ぐるみで国際交流の体験ができます。




4.地球規模の課題解決:
デンマーク研修旅行では、デンマークのエネルギー政策・福祉の取り組みなど見学します。また、同年齢の生徒と交流を通し、次世代の抱える問題解決について話し合います。
5.身体を通した国際理解
デンマークのオレロップ体育アカデミーからのティーチング・アシスタントから、英語で体操を学びます。
これまで女子部・男子部中等科・高等科として国際交流プログラムを進めてきました。4月からは男女共学の中等部・高等部になります。
一人一人に寄り添いながら、良き地球市民になるプログラムを展開してまいります。