ニューヨーク留学報告 その3/国際センター お知らせ・近況 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

ニューヨーク留学報告 その3/国際センター お知らせ・近況 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

国際センター お知らせ・近況

ニューヨーク留学報告 その3

2025年4月2日

生徒の感想

3月31日(月)

午後はビーコンにあるDia Beaconという美術館の見学に行きました。Dia Beaconは照明が灯されておらず、自然光だけで見るありのままの作品を展示している美術館です。展示されている作品は現代アートで、マスターズスクール保護者で建築家のお勧めの作品を見て回りました。

現代美術は一見何を表現しているのか分かりづらい作品が多いですが、表しているものではなくその意味を考えることで楽しめるのだなと思いました。特に印象に残った作品は、Richard SerraのTorqued Ellipseという作品です。この作品は鉄を曲げて作られた造形物で、とても大きく、中に入ることが出来ます。お話によると、サラは鉄をとても好んだそうで、鉄が時間と共に錆などによって変化することから鉄は生き物だと言ったそうです。私はこの造形としての固定概念を打ち破ったことに驚きました。普段は固定概念があるということにすら気づくことは難しいからです。物事を一方から見ずに多角的に見ることが大切だというお話もあり、正にその例だと感じました。また、鉄は生き物だという言葉は、私たちの暮らしに最も身近である鉄の両面性も上手く表現できているのかもしれないと感じました。

次に美術館から車で3分ほどにあるScenic Hudson’s Long Dock Parkに行きました。ここや美術館が位置するBeaconはとても安く、治安の悪い都市だったそうですが、この公園にカヌーの貸し出し預かり所ができ、道が整備されたことから変わっていったそうです。コロナで国内のバカンス地が脚光を浴びたことも理由の一つだと話されていました。実際にここまで再生を果たした都市は中々ないそうで、上手くいかなかった例と比べてみたいなと思いました。今Beaconを見るととても綺麗な景色が広がり、治安が悪かったようには思えませんが、その影がなくなるほど精力的に取り組み、成功したのだと思うと考えさせられるものがあるなと思いました。

とても勉強になる1日でした。これから行くところや学ぶ所でも学びを積極的に得られたら良いです。(TM)

4月1日(火)

エイプリルフールと言う日をニューヨークで過ごせるのはとても嬉しいです。朝起きるとホストファミリーがたくさんの冗談を言ってくれて、明るい朝から1日が始まりました。朝の授業ではもう一度プレゼンをする機会をいただき、金曜日のプレゼンに向けて練習ことができて良い時間になりました。クラスの中では、日本の文化や自由学園について質問してくれる生徒がたくさんいて、英語の勉強にもなり楽しかったです。その後はマスターズスクールの校長先生とお話をする時間をいただき、将来の不安やマスターズスクールの良いところを話すことができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。英語で説明するのは難しい内容ではありましたが新しい単語を覚えられました。最後のアートクラスもありました。今日は背景を描き終わり作品を完成させる日でした。最初から最後まで集中することができ、良い作品が作れたと思います。午後はUSヒストリーと言うクラスに参加しました。内容が難しい英語で行われており、理解には時間がかかりました。今年で1番集中した授業だったと思います。内容も難しかったため理解ができたときにはとても嬉しく、たくさん新しい英語も覚えることができました。この授業では1つの机をたくさんの生徒が囲み、対話を通しての授業が行われていて、自由学園でもこういった授業ができればと思いました。

放課後はバレーボールに参加することができました。

今日の1番のメインは、放課後家に帰ってきて、弟と一緒にパスタを1から作ったことです。1番驚いたのは机の上で生地を作り始めたことです。小麦粉の真ん中に卵を落としボウルを使わずに生地をつくりました。生地を作り終えて、少し時間を置き、特殊な機械を使ってパスタを伸ばしました。その後はきれいな形に切り、トマトソースとバターソースの2種類のパスタをつくりました。生地を作るだけで3時間も時間がかかりましたが、初めてのパスタ作りでとても楽しく美味しくいただくことができました。残りも少なくなってきたので、たくさんの英語を学びながら一生に残る経験をして日本に帰りたいです。(JF)

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校長先生と
マスターズスクールで日本の遊び
ホストシスター&ブラザーと

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