今週の1冊『ぼくの村は壁で囲まれた パレスチナに生きる子どもたち』/図書館 お知らせ・近況 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

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図書館 お知らせ・近況

今週の1冊『ぼくの村は壁で囲まれた パレスチナに生きる子どもたち』

2024年1月22日

2024年1月22日
『ぼくの村は壁で囲まれた パレスチナに生きる子どもたち』 高橋真樹 著  現代書館
今、壁に囲まれた地域、といえば「ガザ」「パレスチナ」と思い浮かぶ方は多いでしょう。壁に囲まれたガザ地区からの攻撃をきっかけに、また始まったイスラエルのパレスチナ侵攻。ニュースで報道されない日はない年末を過ごしました。
この本が出版されたのは2017年。著者は「今起きている問題に宗教や民族は関係ない。日本での中立を保とうとする報道姿勢が公正な報道かは疑問である。事件外の日常の子どもたちを通して、なぜこんなことになってしまったのか、今何が起きているのかを伝えたい」と述べています。著者の知人が日本を訪れ沖縄の基地を見たときに、「日本にもパレスチナがある」と言ったそうです。なぜ争いがあるのか。なぜ武力を持つのか。他人の問題ではないのです。
日本の国境は海です。壁も、緩衝地帯も設けることなく過ごしている私たちが、耳を傾けるべきありのままのパレスチナの声。パレスチナの若い人たちが非暴力で戦おうとしている姿も紹介されています。中・高生にも読みやすい内容です。
著者は「パレスチナから世界が見える」、と書いていますが、今、現在のパレスチナ問題を通して、世界情勢をどのように見ればよいのでしょう。図書館には他にもいろいろなパレスチナの本、イスラエルの本を置いています。手に取ってみてください。私たちは知ることから始めなくてはなりません。

 

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