自由学園学園海山植林地(三重県紀北町)は,1966年から町有林を分収林契約によって借り受け,55年に渡り(男子)最高学部の植林活動の場としてきましたが,2014年に活動が中止(経緯は『学園新聞』688号参照)され,植林地は町へ返還の方向となりました.その後の「自由学園みらいかん」への海山材の活用や,全学的な「木の学び」を推進する中で,環境文化創造センターを中心に植林地全体の今後の在り方について再検討を行いました.
その結果,①収穫期に入った植林地のヒノキは校舎建築・改修等の用材として活用し,尾鷲ヒノキの価値の発信にも寄与すべき点,②周辺地域を含めた当地の環境は教育・研究フィールドとして魅力的であり,半世紀の地元との関係をより発展させるべき点を挙げ,理事会において新しい協定締結(2021年8月付)による存続が決定しました.
これを受け11月30日には紀北町・自由学園両者による協定締結を記念した調印式を,紀北町役場に於いて挙行しました.検討の経緯,調印式の詳細等は『学園新聞』並びに本ホームページで改めてお知らせいたします.


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自由学園 環境文化創造センター