【研究】土木史研究発表会で口頭発表をしました/環境文化創造センター - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

【研究】土木史研究発表会で口頭発表をしました/環境文化創造センター - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

環境文化創造センター

【研究】土木史研究発表会で口頭発表をしました

2025年6月26日

6月21日(土)、22日(日)に東京科学大学(旧東京工業大学)大岡山キャンパスで開催された土木学会の第45回土木史研究発表会で、環境文化創造センターの吉川が「熊野街道 紀伊長島・尾鷲間における煉瓦隧道群の建設経緯と残存状況」と題して25分間口頭発表しました。また講演論文が『土木史研究Vol.45』に掲載されました。

 

東京科学大学で開催された第45回土木史研究発表会

 

会場の東京科学大学(旧東京工業大学)

 

今回の研究は三重県紀北町に位置する自由学園海山植林地周辺の基礎的な理解のための地域研究という位置付けで、取り分け地域のインフラである交通路の歴史的な変遷に迫ったものです。具体的な内容としては、地域の基軸道路である熊野街道(現在の国道42号線)の改良の歴史(熊野古道〜紀勢自動車道まで)、関連する海上輸送、鉄道輸送の消長、更に紀伊長島・尾鷲間の旧道区間に残存する明治〜大正期にかけて建設された煉瓦隧道群に注目し、その残存状況と歴史的遺構(土木遺産)としての今日的な価値について論じました。

また20日(金)に行われたエクスカーションでの横浜市の港湾、大岡川・堀割川等の運河の巡見はじめ、会場での意見交換など大変有意義な機会になりました。
今後も、地域に残された歴史的土木構造物の価値の認識が深まるよう調査・研究と発信を進めていきます。

 

発表で用いたスライド

 

講演用論文が掲載された『土木史研究Vol.45』

 

研究対象の煉瓦隧道遺構群の一例(紀北町)

 

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土木学会 土木史委員会

 

文・写真:吉川 慎平(最高学部教員・環境文化創造センター長)

 

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