飯能市と学校法人自由学園が 連携による森林整備協定を締結/お知らせ - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

飯能市と学校法人自由学園が 連携による森林整備協定を締結/お知らせ - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

お知らせ

飯能市と学校法人自由学園が 連携による森林整備協定を締結

2019年1月18日

1月18日(金)午前9時より、飯能市役所市長室において、大久保勝飯能市長はじめ飯能市の職員の方々、自由学園から高橋和也学園長、山本幸右先生、遠藤智史先生、男子部生徒代表、環境文化創造センターの杉原弘恭、鈴木康平が出席し、森林整備協定書の締結式が行なわれました。

飯能市と自由学園が連携し、12月26日に取得した森林認証林(参照:2118/12/28ホームページ)としての森林整備・管理や、森林の針広混交林化、木材の利用、森林環境教育等に関する各種事業を実施することにより、水土保全林として森林の持つ多面的機能の一層の発揮および森林環境教育の推進を図ることを目的とするものです。

自由学園は、1950年より名栗(正丸峠、旧名栗村・現飯能市)で、代々の男子部高等科生が植林・育林活動を行ってきています。名栗植林地(11.55ha)は、市から土地を借り受け、育てた木の売却金を分け合う「分収林」として契約している土地で、飯能市とはこれまでも交流がありましたが、このたび飯能市との連携を深めて森林整備に関する協定を結び、これまでにも増して、よりよい植林地のあり方や木材の活用、森林環境教育等を連携協力して推進していくことになります。

 

最初に高橋学園長からの挨拶、次いで若手、木工指導の遠藤先生の紹介、森のバトンを引き継ぐ次世代、高等科3年生の中畝君が紹介され、生徒代表で中畝君が抱負を述べました。(写真撮影:杉原弘恭)


  • 左より大久保飯能市長、中畝健登君、高橋和也学園長

  • 抱負を述べる中畝君

  • 左端が木工指導をしている遠藤智史先生

(高橋学園長)
「1950年に始まった名栗における植林活動を今日まで継続してきたことによって、漸く育った木を使えるようになりました。名栗の木を使っての毎年の机・椅子づくりに加え、一昨年には長い間生徒が育てた木を使って新しい建物(自由学園みらいかん)を建てることができました。これは類例のないことだと思います。男子部の学校案内のはじめに、植林とそこから伐り出した材を使った机・椅子づくりのことが載っています。このことは私たちの教育で大切にしていることが名栗と繋がっていることを表しています。今後も飯能市と共に名栗の森林での活動をさらに充実したものにしていきたいと思っています。」

(中畝健登君 高等科3年生)
「中等科に入学して名栗の木で机・椅子をつくった時には、まだ林業の大切さが分かりませんでした。しかし、高等科2年で名栗の植林地で作業をし、また学校内にある木工教室で木を使ってものづくりをしてきた中で、林業は人間が生きていくために必要なものであることに気づくようになりました。森は空気をきれいにし、水をきれいにし、土をきれいにする大切な役割を果たしていることから、林業は本当に大切な仕事だと感じています。自分自身は今後も木を育てることと木を使ってのものづくりということをさらに学んでいきたいと思っています。」

創立者の木の学びの信念が具現化してきていると思った瞬間でした。

大久保飯能市長からは、次のようなお言葉をいただきました。
「私自身が名栗の生まれであることから、郷土愛を持って林業の復興に力を注いでいます。上流の森を大切にしてこなかったことにより、今、下流域では水質の劣化・水害・害獣被害が起きています。そのような観点からも森林を大切にしていかなければならないと思っています。自由学園の協力を得て、そのことに寄与していきたいと思っています。」

中畝君には、市長より木製ネームプレートがプレゼントされ、「皆さんが欲しいと思うセンスのよい、いいものを作って発信してください。」というお言葉をいただきました。中畝君は、さっそく入学時に机・椅子の作成に加え、各人がアイデアを活かしてネームプレートを作るという提案をいたしました。

「人一人の教育には十代(300年)かかる。教育には本当に忍耐がいる。」と言われたのは自由学園の創立者でした。約60年前から生徒・学生が育てた木で「自由学園みらいかん」の校舎が2017年に建てられました。今回も、木を植え育てて使うという長期にわたる取り組みから、新たな価値を創造していく兆しを感じました。
学園は、植林を始めた当初から名栗の地域にお世話になり、植林の指導もして頂いて、その後も育林活動を毎年継続してきました。2002年からの名栗小学校への体験学習の実施、そして今回の協定締結により、再び地域とのつながりを結び直すことができたのではと思った次第です。さらにこの協定に基づき、地域に恩返しできるよう取り組んで行きたいと思います。

環境文化創造センター長 杉原弘恭・次長 鈴木康平

 

■今回の協定の中に盛り込まれた、主となる連携協力事項は以下の通りです。

1. 森林整備等に関する事項
(1)森林整備・管理
(2)奉仕活動

2. 林業体験学習及び森林環境教育に関する事項
(1)林業体験学習
(2)森林環境教育

3. その他森林の多角的利用に関する事項
(1)林産物利用
(2)運動・レクリエーション
(3)その他

今後、本協定の目的を達成するための具体的な事業については、個別に協議のうえ、具体的に取り組んでいきます。

 

■飯能市長のブログ「学校法人自由学園と『森林整備に関する協定』を締結」
記事は下記アドレスの2019年1月21日の欄をご覧ください。
https://www.city.hanno.lg.jp/blog/mayor?ym=201901

 

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