【教育】2021年度の植林地利用実績を報告しました/環境文化創造センター - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

【教育】2021年度の植林地利用実績を報告しました/環境文化創造センター - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

環境文化創造センター

【教育】2021年度の植林地利用実績を報告しました

2022年6月9日

埼玉県飯能市との分収林である名栗植林地並びに、三重県紀北町との分収林である海山植林地については、それぞれ2019年、2021年に自治体と学園間で締結した協定により新たな歩みを始めています。環境文化創造センターでは、学内外での新しい利活用に向けた検討を始めていますが、そうした一環で植林地の利用実績について記録・報告することとしました。この程、2021年度の利用実績について集計が完了し、それぞれの自治体に実績を報告しました。

 

2021年4月~2022年3月の植林地利用実績

 

名栗植林地について(2021年度)
名栗植林地については、延人数が62名・15回(日)となりました。コロナ渦で男子部高等科生による春・秋の活動は休止したため従来に比べて限定的ではありますが、2021年3月の森林作業道の新設もあり、再び活発になりました。中でも最高学部生の水文・気象観測室の学生が頻繁に訪問し、今後の教育・研究フィールドとしての活用を見据えた機器の設置を行いました。また南沢キャンパスの新天地(実習圃場)内を流れる立野川の橋の架け替えに植林地のヒノキ材を活用するといった試みも生まれました。

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気象観測装置の保守・点検をする最高学部生(名栗植林地)

 

海山植林地について(2021年度)
海山植林地については、延人数が35名・12回(日)となりました。最高学部生の定期的な活動終了以降、往来が年数人程度と限定的になっていましたが、2021年度は紀北町との新協定締結に伴い再び活発になりました。2021年11月の締結式に際しては高橋学園長の訪問があった他、最高学部生の水文・気象観測室の学生代表が訪問し、こちらも今後の教育・研究フィールドとしての活用を見据えた機器の設置を行なった他、夏休みには関心のある男子部高等科生有志の訪問もありました。

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気象観測装置の保守・点検をする最高学部生(海山植林地)

 

環境文化創造センターでは、今後も植林地の利活用を推進するべく、様々な施策を検討していきます。

 

 

文:吉川慎平(環境文化創造センター長・最高学部教員)・遠藤智史(環境文化創造センター研究員・女子部教員)

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