Eセンターニュース No.03 (2022年7月12日号)/環境文化創造センター - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

Eセンターニュース No.03 (2022年7月12日号)/環境文化創造センター - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

環境文化創造センター

Eセンターニュース No.03 (2022年7月12日号)

2022年7月12日

2018年4月に発足した環境文化創造センター(以下、Eセンター)は、今年度5年目を迎えました。Eセンターの活動について、一層のご理解をいただくことを目的に、「Eセンターニュース」を発行することにいたしました。学内向けを想定していますが、ご関心がおありの方にも広くご覧いただけるよう本ホームページでも公開いたします。内容については、概ね過去1ヶ月以内に本ホームページに掲載した情報を基本に再構成したものになります。
なお、ニュースの内容をPCやスマートフォンでも読めるよう、短縮版を以下に掲載しますので、ご利用ください。

 

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【 Eセンターニュース No.03 2022年7月12日号 】      

 

1. 7/1 自由学園創立100周年記念 スクール選定プロジェクトが始動しました
Eセンターでは、創立100周年記念事業として、次の時代のキャンパスの生物多様性の保全や、学園への愛着、関係者の連帯の更なる醸成を願って、「自由学園の木・花・鳥等」のスクールシンボル選定プロジェクトを企画いたしました。7月1日からスタートしたアンケート調査にご協力をお願いします。
https://www.jiyu.ac.jp/blog/envir/80783

 

2.【社会】6/26 向山緑地・立野川勉強会活動報告(2022年6月)
6月26日(土)に、向山緑地・立野川勉強会の活動日として、保全活動に参加、自然観察を行いました。保全活動は、道路沿いを中心に,南側台地面の草刈りをしました。自然観察は、ジャノヒゲの開花や、5月の活動日から更に大きくなったミゾソバの開花、更に立野川最上流部でウバユリの花茎が伸び蕾が大きく膨らんでいる様子が見られました。
https://www.jiyu.ac.jp/blog/envir/81004

 

【研究】6/18 名栗植林地の調査に関連し土木史研究発表会で研究発表
6月18日(土)、19日(日)にオンラインで開催された第42回土木史研究発表会で、学部教員の吉川が “埼玉県飯能市「正丸峠」の成立・変遷と歴史的土木構造物の残存状況に関する調査” と題して発表しました。また講演論文が『土木史研究Vol.42』に掲載されました。 
https://www.jiyu.ac.jp/college/blog/kj/67171

 

2022年春チャドクガ発生状況
「チャドクガ」は毛虫型の幼虫(1回目)が春(4~6月)に発生します。今年は6月に入ってからツバキ、サザンカ、チャノキなどに発生していることが確認されて、最高学部庭園・自然環境・樹木グループを中心に駆除を行いました。今後は秋の発生時の注意が必要になります。日頃から活動場所の該当樹木を観察し、幼虫を発見した場合には適切な方法で駆除をお願いします。

 

アメリカオニアザミに関する注意と駆除のお願い
南沢キャンパス内でアメリカオニアザミが生育していることを最高学部の学生が知らせてくれた為、6月16日に確認したところ,男子部グラウンド周辺で計14個体確認した。一度に10個体以上の生育を確認したのは今年が初めてである。アメリカオニアザミはキク科の1〜2年生植物で、生態系被害防止外来種(特定外来生物ではないが,幅広く生態系等に被害を及ぼす恐れのある外来生物)に指定されている繁殖力の高い外来生物である。

 

6.【総合】6/21 栃木県大田原市の国有林 自由学園黒羽植林地の近況
Eセンターでは、6月21日(火)に黒羽植林地の簡易な見回りを実施。黒羽植林地は、北から上南方、田中、堰の入の3ブロック(各4ヘクタール)に分かれており、今回それぞれを外観しました。堰の入では近年作業道が整備され、大規模な間伐が実施されていました。黒羽植林地は、名栗、海山での植林・育林の経験を活かし、徹底した枝打ちにより良材が育って来ています。生徒が育てた木の活用など引き続き検討を進めて行きます。
https://www.jiyu.ac.jp/blog/envir/80860

 

7.【気象観測室】水文・気象観測室ニュース 南沢で初夏に猛暑日・熱帯夜を連続で記録
南沢キャンパスでは6月25日に最高気温35.5℃の今シーズン初の猛暑日を記録すると、26日35.2℃、27日36.5℃、28日35.5℃、29日36.4℃、30日37.4℃(2022年6月最高気温)、更に7月1日37.9℃、2日35.0℃を記録し、連続8日の猛暑日を記録しました。また6月25日、26日、28日、29日、30日、7月1日、2日、3日は最低気温が25℃を下回らない熱帯夜を記録しています。
https://www.jiyu.ac.jp/blog/envir/81156

 

8.【気象観測室】6/20、21 那須農場の水文・気象観測器を復旧しました
水文・気象観測室では6月20〜21日にかけて那須農場で、観測露場のメンテナンスを中心に、井戸、水道、水路での定期的な観測や、周辺の湧水・河川の水質調査を実施しました。
2008年に設置した観測露場の観測機器が老朽化しデータの取得が不安定になっていることからメンテナンスを行うと共に新しい転倒ます型雨量計を設置しました。井戸についても地下水位・水質観測他のために自動観測用の水温計を2台投入しました。
https://www.jiyu.ac.jp/college/blog/kj/67339

 

9.【総合】7/4 初夏の自由学園の森(海山植林地)の様子
海山植林地のある尾鷲では、7月3〜5日には台風4号の影響で不安定な空模様となり、まとまった降雨がありました。尾鷲周辺は日本屈指の多雨地帯(年間降水量4,000mm)としても知られています。ちょうど保守点検、調査のため現地を訪れた7月4日は、山間に低い雲が立ち込めるこの時期らしい湿潤な状況で、海山作業小屋周りのシダ類も成長盛んな様子でした。このような気候が特産の「尾鷲ヒノキ」を育みます。夏休み期間には小規模ながら学生の調査・研究活動も予定しています。
https://www.jiyu.ac.jp/blog/envir/81172

 

10.【気象観測室】7/10 植林地ほか飯能・名栗地域での水文・気象観測機器整備が完了
7月10日に水文・気象観測室の学生で以前から用意してあった架台に雨量計を取り付け、観測を開始しました。今回の雨量計は、産学連携協定を締結しているフィールドプロ社との共同研究の一環で導入し、通常の観測(記録)の他、最新の通信規格を利用した山間部からの伝送試験を兼ねられるようになっています。これにより2年間を要した飯能・名栗地域での当座の基本的な観測機器整備が完了し、本格的な運用段階に入りました。
https://www.jiyu.ac.jp/blog/envir/81212

 

11【社会】7/9 「気候危機」を社会に発信する
Eセンターでは、気候変動問題を世界が直面する緊急の課題として捉えて、学内外でそのことを伝えていくことに力を入れています。7月9日(土)に開催された国際環境NGO FoE Japanと合同出版の共催による「気候かるた」で遊ぼう!出版記念オンラインイベントに、Eセンターの鈴木が登壇し、「気候変動かるた」の活用の可能性と自由学園で実践している気候危機に対するアクションの紹介をしました。
https://www.jiyu.ac.jp/blog/envir/81207

 

バックナンバーはこちら
Eセンターニュース No.01 (2022年5月20日号)
Eセンターニュース No.02 (2022年6月10日号)

 

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